米国とイスラエルによるイランへの攻撃開始から約1週間が経過し、エネルギー市場における深刻な供給懸念からWTI原油価格が急騰しています。
WTI原油価格 直近の推移 (2026年2月末〜3月)
| 日付 | 終値 (USD) | 動向要因 |
|---|---|---|
| 2月27日 | 76.10 | – |
| 3月4日 | 85.00 | 中東情勢緊迫化による供給懸念 |
| 3月5日 | 88.50 | 輸送ルート停滞と減産報道 |
| 3月6日 | 90.90 | 一時92ドル台へ到達、買い加速 |
WTI原油価格推移
| 日付 | 終値 | 前日比 | 詳細備考 |
|---|---|---|---|
| 3/4 | $85.00 | +8.90 | 供給懸念 |
| 3/5 | $88.50 | +3.50 | 減産報道 |
| 3/6 | $90.90 | +2.40 | 買い加速 |
輸送の停滞と物理的な減産による供給不安が重なり、原油需給の逼迫感が一段と強まっています。直近の取引ではこうした背景から買いが膨らみ、WTI原油価格は前日比9.89ドル(12.21%)高の1バレル=90.90ドルで取引を終えました。(2026年3月6日)取引時間中には一時92ドル台をつける場面も見られています。
中東情勢の緊迫化に伴い、主要な海上交通路に対する安全保障上のリスクが高まり、原油の輸送が停滞しています。この停滞により、出荷できない原油でタンクがあふれることを防ぐため、一部の産油国は減産を余儀なくされる事態に発展しています。
今回の終値は、2023年9月以来となる約2年5カ月ぶりの高値水準です。
軍事行動が長期化、あるいは周辺地域へ拡大した場合、物流網のさらなる混乱と原油の安定供給へのリスクが予想されます。エネルギー価格の高止まりは各国のインフレ指標や金融政策にも直結するため、地政学的リスクの推移と産油国の生産動向が、引き続き市場の最大の焦点となります。
高いボラティリティが継続中(3月10日追記)
原油価格は3月8日にかけて、WTI 115$付近まで急騰。その後3月9日から3月10日にかけて反落。2026年3月10日午前11時現在、86$付近で推移しています。
どのような経緯と出来事があったか、下記の記事にて解説しました。
