Apple社のTim Cook CEOがApple設立50周年を迎えるにあたって文章を公開

Apple社Tim Cook CEOが設立50周年を迎えるにあたって文章を公開しました。

Apple社は2026年4月1日に設立から50年を迎えます。SNS上ではAppleファン達がお祝いムードに包まれています。

また、CBS所属のDavid Pogue氏からはAppleの歴史を詳細に記録したApple The First 50 Yearsという本が3月10日に発売されています。メディアもAppleの50周年という節目に注目しています。

Apple社として50周年には何かイベントがあるのでしょうか?気になりますね。

Tim Cook CEO メッセージ翻訳

50年前、小さなガレージで大きなアイデアが生まれました。Appleは、テクノロジーはパーソナルなものであるべきだというシンプルな考えに基づいて設立され、当時としては急進的でしたが、その信念がすべてを変えました。

4月1日、Appleは50周年を迎えます。初代AppleコンピュータからMac、iPodからiPhone、iPad、Apple Watch、AirPods、そしてApp Store、Apple Music、Apple Pay、iCloud、Apple TVといった私たちが日常的に利用するサービスに至るまで、私たちは何が可能かを再考し、強力なツールを人々の手に届けることに50年を費やしてきました。あらゆる画期的な出来事を通じて、ある一つの考えが私たちを導いてきました。それは、世界を前進させるのは、人と違う考え方をする人々だということです。

なぜなら、進歩は常に、より良い方法、新しいアイデア、異なる道を想像する誰か(発明家や科学者、学生や語り手)から始まるからです。その精神が、設立当初からAppleを導いてきました。しかし、それは決して私たちだけのものではありません。

私たちが世に送り出すあらゆる発明は、物語の始まりに過ぎません。最も意味のある章は、私たちのテクノロジーを使って働き、学び、夢を描き、発見する皆様全員によって書かれるのです。皆様は画期的な成果を上げ、ビジネスを立ち上げました。病院にいる大切な人を励まし、よちよち歩きの子供の最初の一歩を記録しました。マラソンを走り、本を執筆し、友情を深め直しました。好奇心を追い求め、新しいお気に入りの曲を見つけ、私たち全員を結びつける物語を共有しました。

皆様の手の中で、私たちが作るツールは生活を向上させ、時には命を救うことさえありました。そしてそれこそが、私たちにインスピレーションを与えるものです。テクノロジー単体で何ができるかではなく、皆様がそれを使って何を行えるかという事実です。

Appleでは、過去を振り返るよりも、明日を築くことに注力しています。しかし、今日のAppleを築き上げた何百万人もの人々、すなわち世界中の優れたチーム、開発者コミュニティ、そしてこの旅に参加してくださったすべてのお客様に感謝することなく、この節目を通過することはできません。皆様のアイデアが私たちの仕事にインスピレーションを与えます。皆様の信頼が、より良いものを作るための原動力となります。皆様の物語は、人と違う考え方をしたときに達成できるすべてのことを私たちに思い出させてくれます。

皆様が私たちに教えてくれたことがあるとすれば、それは、自分が世界を変えられると本気で信じるクレージーな人々こそが、本当に世界を変えてしまうということです。

だから、クレージーな人たちに。 はみ出し者たち。 反逆者たち。 厄介者たち。 四角い穴に打ち込まれた丸い杭。 物事を違った目で見る人たちに。

あなたたちに乾杯!

文章についての補足

「四角い穴に打ち込まれた丸い杭(The round pegs in the square holes.)」という言葉は、Appleが1997年に展開した有名な広告キャンペーン「Think Different」のナレーションの一節です。表現自体は、19世紀初頭から使われている英語の慣用句で、適材適所ではない状態や、周囲に馴染めない人を意味します。Appleの広告では、これをポジティブな「革新者の象徴」の文脈で使われています。今回、Tim CookはAppleの精神ともいえる言葉を引用したとも見れます。

今回公開されたTim Cook氏のメッセージの題も「50 years of Thinking Different」です。いかにAppleがこのスローガンを大事にしているか分かりますね。

※翻訳に不備がある場合には、筆者のSNSまで連絡していただけるとありがたいです。

カテゴリ: 国際
この記事を書いた人

Seita Namba

イグナイトbiz 編集長