2026年春、半世紀ぶり月周回有人飛行(Artemis II)が目前!ところでクルーってどんな人たち?【クルー紹介】

ついに、人類が再び月を目指します!

NASAのArtemis IIミッションは、2026年3月以降に予定されており、Apollo 17号以来53年ぶりの月周回有人飛行となります。このミッションでは、Orion宇宙船とSpace Launch System (SLS)ロケットを使用し、4人の宇宙飛行士が約10日間の旅で月を周回し、地球に帰還するという計画です。

月面着陸は行いませんが、宇宙船の性能検証と月面観察を通じて、将来の月面基地構築や火星探査の基盤を築くフライトとなります。現在、打ち上げは3月6日以降を予定しており、最近のテストで液体水素の漏れが確認されたため、調整が進められている状況です。

Artemis IIのクルーってどんな人たち?

(引用元)NASA Announces Artemis II Moon Mission Astronauts

Artemis IIのクルーは、NASAの3人とカナダ宇宙庁(CSA)の1人で構成されています。各人の役割と経歴を紹介を詳しくご紹介します!

Reid Wiseman(リード・ワイズマン)

  • Reid Wiseman (司令官、NASA):1975年11月11日生まれ、メリーランド州ボルチモア出身。2009年にNASAの宇宙飛行士に選ばれ、2014年に国際宇宙ステーション(ISS)のExpedition 41で165日間の任務を果たした。米海軍のベテランで、戦闘機パイロットおよびテストパイロットとして経験を積む。レンセラー工科大学で理学士号、ジョンズ・ホプキンズ大学でシステム工学の修士号を取得。Artemis IIでは司令官を務め、ミッション全体を指揮する。

Victor Glover(ビクター・グローバー)

  • Victor Glover (パイロット、NASA):1976年4月30日生まれ、カリフォルニア州ポモナ出身。2013年にNASAの宇宙飛行士に選ばれ、2020年から2021年にかけてSpaceX Crew-1ミッションでISSのExpedition 64/65に搭乗し、約168日間を過ごした。米海軍大佐で、F/A-18戦闘機のパイロットおよびテストパイロット。カリフォルニア工科大学サンルイスオビスポ校で一般工学の理学士号、空軍大学で飛行テスト工学と軍事運用芸術・科学の修士号、海軍大学院でシステム工学の修士号を取得。Artemis IIではパイロットを務め、宇宙船の操縦を担う。

Christina Koch(クリスティーナ・コック)

  • Christina Koch (ミッションスペシャリスト、NASA):1979年1月29日生まれ、ミシガン州グランドラピッズ出身。2013年にNASAの宇宙飛行士に選ばれ、2019年から2020年にかけてISSのExpedition 59/60/61で328日間の任務を果たし、女性による最長単一宇宙飛行記録を樹立した。電気工学と物理学の理学士号、電気工学の修士号をノースカロライナ州立大学で取得。Artemis IIではミッションスペシャリストとして、科学実験やシステム管理を担当する。

Jeremy Hansen(ジェレミー・ハンセン)

  • Jeremy Hansen (ミッションスペシャリスト、CSA):1976年1月27日生まれ、オンタリオ州ロンドン出身。2009年にCSAの宇宙飛行士に選ばれ、カナダ空軍大佐でCF-18戦闘機のパイロット。ロイヤルミリタリーカレッジで宇宙科学の理学士号(優等)と物理学の修士号を取得。Artemis IIではミッションスペシャリストとして、国際協力の観点から任務を支援する。これが彼の初の宇宙飛行となる。

アルテミスミッションの意義

このクルーは、多様性を体現しており、初の黒人宇宙飛行士による月周回(Victor Glover)、女性宇宙飛行士による月周回(Christina Koch)、カナダ人宇宙飛行士による月周回(Jeremy Hansen)を含みます。ミッションの成功は、国際協力と技術進歩を象徴するものであるとされています。

Artemis IIが成功すれば、月旅行がもっと身近になり、2030年代の月面基地や火星探査が現実味を帯びてきます。経済的には新しい雇用が生まれ、技術の波及効果でスマホなどの日常がさらに進化するかもしれません。

もちろん、予算の超過は気になりますが、「人類の未来への投資」としてはプライスレスでしょう。Apollo計画がもたらしたような革新が、このミッションからも生まれるはず…!

Artemis II打ち上げは、リアルタイム中継で世界中が楽しめるイベントになるでしょう。クルーからの月周回映像を見たら、きっと心が躍るはずです!これからのミッションの動向に目が離せません!

カテゴリ: 宇宙
この記事を書いた人

Seita Namba

イグナイトbiz 編集長