@grokメンションでAI質問・ファクトチェックがプレミアム限定に

ありゃりゃ。X(旧Twitter)で気軽に@grokをメンションして、投稿の真偽を即座にチェックしたり、複雑な質問に答えてもらったりする便利な機能が、突然有料になってしまいました。

@grok 機能とは? 基本をおさらい

Xプラットフォーム上で、生成AI「Grok」を活用する機能として、@grokをメンションすることで質問やファクトチェックを依頼できるものが人気を博していました。例えば、投稿の下に@grokと入力すれば、AIが即座に回答を生成。ニュースの真偽確認や雑学の問い合わせに便利で、無料ユーザーの間でも広く利用されていました。

つまり、「人間同士の会話上にAIを召喚できる」みたいな機能なわけです。

しかし、2026年3月11日頃から、この機能がPremiumおよびPremium+会員限定に制限されました。無料ユーザーやBasicティアのユーザーは、@grokをメンションしても「Ask Grokは現在、PremiumおよびPremium+会員限定でご利用いただけます」というメッセージが表示され、利用できなくなっています。 この変更は、Xの公式発表なしにステルスで実施されたため、ユーザーの間で混乱を招いています。

イグナイトbiz編集部にて確認

有料化の背景はなんだろう?

なぜ今、有料化されたのでしょうか? 背景には、Grokのイメージ生成機能が過去に引き起こした問題があります。2025年末から2026年初頭にかけて、Grokが性的な画像生成やディープフェイクの作成を可能にしていたことが国際的な批判を呼び、規制当局の調査を招きました。これを受け、Xはイメージ関連機能を有料限定にシフトし、全体としてAIアクセスのコントロールを強化したようです。

また、Xの収益モデルとして、Premiumサブスクリプションの推進が挙げられます。2026年現在、Premiumは月額約8ドル(日本円で約1,200円)、Premium+は月額約40ドル(約6,000円)で、Grokの高度な利用がこれらの特典に含まれるようになりました。 これにより、無料ユーザーは基本機能に留まり、有料ユーザーが優位性を享受する構造が明確化されています。これがElonのやりたかったことなんでしょうね…。

最後に、Grokへのアクセス数が急増していることも関係があるかもしれません。実はGrokはチャットボットにおいてアクセス数が世界第3位となっています。2026年1月にDeepSeekを追い抜かした形です。ChatGPTが約64.5%、GoogleのGeminiが約21.5%のシェアを占める中で、Grokは約3.4%を記録しています。今回の有料化はサーバーへの負荷削減にもなっていそうですね…。

ユーザーの反応:不満の声が続出中

X上の投稿を調査したところ、2026年3月12日以降、多くのユーザーが有料化に不満を漏らしています。例えば、「@grokで質問する系が有料化されて使えんくなった」や「有料化したん?」といった声が目立ち、無料ユーザーにおいて混乱が見られています。

ポストに関する質問やファクトチェックはポストの右上のGrokボタンを押すことで行うことができますので、投稿に対するAIでの内容の精査などができなくなったわけではありません。ですが、無課金の一般ユーザーのXライフの楽しみが一つなくなってしまったかもしれませんね。

カテゴリ: AI活用
この記事を書いた人

Seita Namba

イグナイトbiz 編集長