音声配信・通話アプリ「POPOPO」が3月18日、多くの有名人による宣伝とともにリリースされた。
さっそく個人的に連続12時間の配信を行ってみたので、そこで得られた知見を共有したいと思う。ライブの視聴や、会話への参加を含めたらすでに通算24時間くらいは使用したと思う。
長時間の運用を通じて、本アプリの持つ特性、システムの現状、およびユーザー間のコミュニケーションの傾向がなんとなく掴めてきた。
この記事では、基本的な使い方からPOPOPOについての個人的な感想についてお話しよう。
配信プラットフォームっぽいし、電話アプリみたいでもある
POPOPOは配信プラットフォームとしての機能が備わっている一方で、その本質的な性質は「電話アプリ」にありそうだ。

POPOPOを起動すると、上に添付したような画面が最初に現れる。さながら配信視聴アプリと言った印象だ。
コールのやり方

ボトムメニューの電話アイコンをクリックすると、一転さながら電話アプリのような画面が現れる。「新しくコールする」との緑のボタンが上部にあり、そこから通話に参加する人(フレンドから)を選び、通話における各種設定を行って通話を開始できる。

もろもろの設定を終え、通話を開始すると画面が暗転。日時と設定したシーンについての情報が表示される。暗転が解除されると自分のアバター(ホロスーツ)がいる画面に遷移。
上に添付の画像から、真ん中の画面について解説すると、左上の緑のハンバーガーメニューから設定、濃い青色の部分はコールに参加しているメンバーの表示とユーザー追加ボタン。
最下段は左から、ミュートのON/OFFを切り替えるマイクボタン、チャットの送受信をおこなうテキストボックス、アバターに行動(拍手などのプリセットから)をさせることができるポップアップを出せる絵文字アイコン。
画像(上)の右側の画面は、ハンバーガーメニューをタップすると現れる。この画面でホロスーツの変更やシーンの変更、メンバー管理などが可能だ。

コールの様子をライブ配信できる
ハンバーガーメニューを開くと下側に、薄灰色の「LIVEの準備」と書かれたボタンからはLIVEを行うことができる。LIVEを開始すると、不特定多数の人がコールを見れる状態となる。

ライブ状態になると左上のボタンは緑から赤に変化し、直感的にライブ中だと理解しやすくなる仕様だ。
ライブを開始すると、画面の真ん中あたりに『「お題」を作る』と書かれたボタンが現れる。これにより、ライブの主催者側はお題をもとにしてライブの視聴者の中からしゃべりたい人を抽選して選び出し、会話に参加してもらったり、メッセージや画像を募集したりすることができる。
機能解説については、ざっくりとだが以上だ。
【個人的な感想】結構な人数と話すことができ、面白かったが問題点も
自分自身は12時間ほどライブ配信をやってみて、「話したい!」という人とどんどん会話を行ってみた。具体的にどんな内容を話したかについては控えるが、2人以上で会話を行っている状態のLIVE配信だとアルゴリズム的にホームおすすめ欄に優先表示されるらしく、複数人の視聴者が付くという状態になり面白い体験ができた。
しかし、使っていて不満な点もあり、他の会話ができるSNSでも同じことかもしれないが、会話の切り上げが難しいと感じた。(特に自分がライブを主催している場合)
また、もし不快感を与えてくるような話をする人が入ってきた場合には、他の参加者や視聴者を守るために「追い出し」をしなければならないわけだが、そのために「ライブの主催者側が場の維持のために責任をおって追い出しやヘイトをかう役を担わなければならない場面がかなり多そう」という印象も感じた。
不特定の他者と話すことのハードルは高めかも
現状のPOPOPOにおいて不特定の他者と気軽に会話を成立させることは難しい。
たしかに、一般的なライブ配信アプリでは配信者と視聴者がくっきりと分かれているが、POPOPOはそこまでではない。だが、システムの仕様によってどんどん違う人と話していく通話アプリの「斎藤さん」よりも偶発的な会話の発生のような体験は少ない。
プラットフォームの性質やユーザーの利用動機に起因しているのかは結論はつけられないが、見ず知らずのユーザーがノイズなく会話の輪に加わり、即座に円滑なコミュニケーションを構築するハードルは比較的高く設定されているのではないかと感じた。
現状の最適解:友人との通話ベース+リスナー1名の招待
上記の特性を踏まえた上で、長時間の検証から導き出された現在最も機能する配信のフォーマットは以下のようなものだろう。
- 既に面識のある友人・知人と通話(配信)を開始し、ベースとなる会話環境を構築する。
- その配信を視聴しているリスナーの中から、通話可能な状態にある者を1名選定する。
- 該当リスナーをゲストとして招待し、既存の会話に混ざってもらう。
この運用方法を採用することで、完全な見知らぬ他者との会話によるコミュニケーション不全のリスクを排除できる。ベースラインに友人との安定した会話が存在するため、後から参加したリスナーも場の空気を把握しやすく、結果として破綻のないコンテンツが維持される構造となっている。
そもそも、ライブ配信を行う必要性は無く、友人と話すだけみたいな利用方法でもいいだろう。
まとめ
POPOPOはオープンな配信ツールとしての側面を持ちつつも、実態としては気心の知れた友人との通話を拡張し、そこに選定したリスナーを単独のゲストとして招き入れる「半クローズドな通話プラットフォーム」だろう。このことを理解したうえで、このアプリを使用すると楽しい体験が出来そうだ。
